2012年03月13日

高速なWAN回線

今月の頭から、うちの会社のメインのWAN回線を高速化しました。広域イーサなのは変わらないのですが、データセンタは300Mbpsにして、本社や主要事業所は100〜200Mbpsで接続しています。100Mbpsなんて結構あっという間に食いつぶしますからね。といっても、だいたい帯域を消費しているのはWindowsUpdateとか、ウイルス対策ソフトのパターンの配布とか、休み時間のみんなのWebアクセスです。WindowsUpdateはWSUSを使っていて一元管理しているため、1台のサーバからパッチを配布しています。そのサーバの性能が良すぎるせいで、帯域を絞らないとあっという間にWANを食いつぶします。ちょうどWSUSはIISを使っているので、IISの機能で帯域制限が可能です。おいらの手製の10秒単位でのトラフィックモニタのグラフをにらみつつ、流量を調整したりすることもあります。WANを食いつぶすのは避けいたいけど、パッチは早めに配布したいという相反する課題をうまく解決しなくてはいけません。

広域イーサの問題は、帯域が足りない時に網内でパケットロスが起きること。まぁこればっかりは仕方ないのですが、各拠点でシェーピングしても、結局どこかの拠点にトラフィックが集まってしまうと網内で落とさざるを得ず、それが重要なパケットだったりすると、基幹系の担当者が右往左往し始めます。きっちりと帯域管理をするには、IP-VPNでハブアンドスポーク型の方がいいのかなあ?と思ったりもします。WANって、設計難しいですよね。ちなみにLANは、末端まで1Gbpsで期間はチャネルを組んで4Gbpsの帯域を確保しているので、食いつぶせるものなら食いつぶしてみろっ!的な感じです。まぁでも、PCもSSD搭載とかしてるとネットワーク経由のファイルコピーで1Gbps近い数字が出ることもあり、うかうかしてられません。今後、ネットワークはどのような進化を遂げるのか、興味津々です。

kenjiz at 23:13│Comments(0)TrackBack(0) IT 

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