2012年02月04日

カローラで秋山郷

今日は思いつきで、温泉に行ってきました。大雪のニュースを連日聞いていて、実際に大雪度合いを体感したいというおいらと、温泉につかりたい嫁のリクエストが、同じ方向だったわけです。ということでとりあえず新潟方面に向かうことにしたのですが、車で行くか新幹線で行くかが問題です。上越新幹線も魅力的ではあったのですが、東京・上野・大宮、どれもうちからすぐというわけにはいきません。しかも新幹線の駅を降りたら結局レンタカーなわけで、だったら東京でスタッドレス付きのレンタカーを借りようということになりました。お昼に近所のレンタカー屋に電話すると、スタッドレス付きは無いとのこと。で、別の店に電話したら、他の営業所にはスタッドレス付きの禁煙車があるから1時間あれば取って来れるとのことで、準備してもらい、自分の車を代わりに預かってもらって、レンタカーで一路新潟を目指します。

ちなみに今日のレンタカーはカローラアクシオという車で、要するに昔のベストセラー、カローラです。子供のころおいらの自宅にもAE85のカローラがあって、1300ccに4速マニュアルという仕様だった気がしますが、この現行型のカローラは、1500ccのCVTです。最近CVTを搭載した車がコンパクトカーでよくありますけど、このカローラのCVTはおいらには合いませんでした。ゆーっくり発進・加速すると、ハイギアードを維持してエンジンに低回転で粘らせるいかにも燃費が良さそうな感じなのですが、ちょっとでも多めにアクセルを踏むと、一気にギア比が下がってエンジンが吹け上がり、ロケットスタートしようとします。するすると滑らかにダッシュ、ってのができないのです。まぁ、高速道路に乗ってしまえばあまり関係ありません。ハイペースで流れをリードしますが、このカローラ、ぬえわkm/hでも直進性はすばらしく、快適に巡航します。

今日の関越高速は交通機動隊も活躍していて、藤岡JCTまでに覆面が2台捕まえていました。それを横目で見つつも鶴ヶ島あたりからずっと後ろをついてきているBMWと2台で山岳区間に入ってもがんがん走ります。で、しばらくするとBMWがおいらを追い越して先行しますが、すぐに前方に覆面発見!おいらはあわてて100km/hに落として覆面の前を左車線に入りますが、BMWはそのまま突っ走っていき、18クラウンの覆面が追跡開始。見事に捕獲成功して、月夜野ICでBMWと下りて行きました。おとなしくおいらのあとをついてこればよかったのに、でも覆面まで気が回らない人が飛ばしているのは危ないですね。おいらはそのまま関越トンネルを抜けて関越を降り、国道353を津南のほうへ向かいます。行先は、特に決めていなかったのですが、地図で見て雪が深そうな山奥の秋山郷というところにしました。国道117号から国道405号へ入ります。このあたりは除雪されているのですが、既に道路の両側に雪が4mくらい積み上げられていて、本当にえらいことになってます。屋根に上って雪下ろししている人も多く見ました。見てる方が怖いですね。。。

で、国道405号を上っていくと、どんどん雪は深くなり、道幅も狭くなります。まさに除雪中で大きなブルドーザーががっこんがっこん道を作っているところもありました。場所によっては、道路が一面雪解け水の川になっていて、渡河しているように水を盛大に跳ね上げながら走らないといけない場所もあります。途中からは完全に圧雪道になり、右に左に上り下りをABSをがりがり利かせながら進んでいくと、途中で国道405号は雪の壁で行き止まり。手前で枝分かれしている小道に入り、さらに奥まで進みます。ちなみに秋山郷は長野県で、冬季は新潟からしか行けません。で、しばらく進むとなぜか民家?民宿?の前で行き止まり。日も暮れてきたので、どこかこのあたりで温泉を探そうと、iPadで情報収集。もちろん?Softbankは圏外なので、DoCoMoケータイでテザリングします。で、近くの宿に電話してみたら、その宿の温泉は小さいので、もっと大きなのが雄川閣にあるからそっちに行ったほうがいいですよ、との親切な?案内を頂きました。

すると、目の前の民家かなおじさんが出てきて、「道間違えたのか?」と話しかけてきました。「近くで温泉入りたくて探してたんです」「じゃあすぐ上に雄川閣ってのがあるよ」電話で教えてもらったのと同じです。じゃあってんでそこに行こうとすると「早くいかねぇと坂上がれなくなるぞ。これ四駆か?」「いやFFですけど・・・」「この前も上がれなくなった車がいて、JAF呼んだらJAFの車も上がれなくなったんだよ」おっと。早目に退散したほうが良さそう。おじさんにお礼を言って早速出発、雪もかなり強く降り出しましたが、何とか坂を上って、無事に雄川閣に着きました。温泉は一人¥500。誰もいないようで宿のおじさんは「電気付けてきますねー」と言って温泉の準備、おいらたちも着替えを持って、早速温泉に入らせてもらいました。大きなお風呂で、しかも独占!露天風呂は雪に埋まって使えませんでしたが、風呂は独占なので窓を全開にして露天風呂気分!気持ち良いです!

で、温泉で十分に温まっておいらは先に上がって嫁を待っていると、中年の夫婦が外から入ってきて「東京に帰りたいんですけど、車が坂を上がらないんです。他に道ありますか?」とか宿の人に言ってます。宿の人は「スタッドレスなら大丈夫だと思いますけど・・」と返しますが、やばい・・・帰れなかったらここを1泊かも?30分ほど待たされて、嫁が上がってきたのでおいらたちもすぐに出発、確かに途中で結構な坂があります。しかも、カローラのCVTは前述のとおりロケットスタート型。雪道でどうなるかというと、トルクがかかった瞬間空回りして、見事に坂を上れませんでした。おいおいおい。。。クラウンと違ってスノーモードもありません。で、アクセルをパタパタあおってトルクを抑えつつCVTのギア比を高く保ち、なんとか坂はクリア。こりゃあ雪道で使えませんね。おいらはあまり雪道で4WDの必要を感じたことは無かったのですが、急な上り坂では必要ですね。

そこから雪道を延々約1時間、時には4輪ドリフトしたり、タックインをつかったりと車の挙動を楽しみつつ、津南まで戻りました。今度は湯沢には戻らず、野沢温泉経由で須坂方面へ国道463号をひたすら走ります。雪もすごく一時は前が見えないほどでしたが、飯山あたりまで来ると雪も上がり、ラーメン屋で夕食を取ってから高速道路に入り、上信越〜関越を使って東京に戻りました。ちなみに東京までもう少しのところでガソリンランプが点灯。ガソリンは40リットル入って550キロ走りました。燃費はさすがにいい感じです。でも、CVTがネックかな?現行カローラは高速道路を突っ走るのが得意なのは確かなようです。

kenjiz at 23:59│Comments(0)TrackBack(0) 旅行 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔