2006年08月14日

スミソニアン!

DCcityアメリカ最初の朝は、時差のせいで4時過ぎに目が覚めた。とりあえず車で近所をドライブ・・・のつもりが、ホワイトハウス周辺まで行くことになった。まだ朝なので車の通りがとても少ない。マンホールから湯気が上がっているところなんか、映画で見たような感じ。そしてフリーウェイの雰囲気や住宅地の道路なんかが、ニューヨーク郊外とそっくり。やっぱり東海岸と西海岸ではけっこう違うみたい。どうやら市内の駐車場は少なそう。市内をウロウロするには地下鉄のほうがよさそう。しばらくドライブしてホテルに戻る。帰る途中で、PCを開いてWi-Fiの電波を探索。少し走ればすぐに「linksys」の暗号化なし電波をキャッチできるから、IPが取れたらメールチェック。で、ホテルに戻って朝食。よくあるフルアメリカンブレックファスト。ケチャップが欲しかったんでコックに言うけど、なぜか通じない。ケチャップって、アクセントどうなんだろ?もしかしてアメリカでは違う言い方なのかな?とか思ってコックと意思疎通ができないでいると、席を案内してくれたウエイターが「どうしたのか?」と聞いてくる。「ケチャップ欲しいんだけど」と言ったら、あっさり通じた。なんだそれっ。ちなみに昨日だけじゃなく今日もすんなり通じたから、おいらが意味不明な言葉を発したわけではなさそう。ていうかケチャップくらい置いておいてくれよ〜。で、たくさん食べてシャワーして、いよいよスミソニアンに出撃する。

washingtonDCsubway今回は地下鉄で市内をウロウロすることにしたけど、ホテルの近くには地下鉄の駅がない。バスに乗ってもいいけど路線図もなかったから、駅まで車で行くことにした。パークアンドライドというやつ。ただ、適当に見当をつけて走っていても地下鉄の駅が見つからない・・・。そりゃ地下に埋まっているし、土地勘もないのだから見つからないのは当たり前なのだけど。ナビにも地下鉄の駅データは入っていなかった。結局、またPCでlinksysをキャッチし、駅の住所を調べてナビに入力する。あっという間に駐車場発見。やっぱりちゃんと調べておくんだった。駐車料金は$3.10。とりあえず地下鉄の改札で1日券を買う。券売機はどこもとても分かりにくい。まわりでも使い方が分からず苦戦してる人が何人もいた。ニューヨークみたいに多言語対応なのは例外中の例外で、日本の券売機も、たぶん外国人からしたら難解に違いない。そもそも日本語でしか書いてないところで問題あるし。

hopediamondスミソニアン協会には、いくつもの博物館や美術館が所属している。その数もすごいけど、ひとつひとつの大きさもすごい。今回、次々ハシゴしようと思っていたのに、1箇所を駆け足で回っても数時間かかる。結局、1日目はアメリカ歴史博物館や自然史博物館、国際スパイ博物館あたりを回った段階で時間切れ。車や船の歴史のところは、いくら見ても飽きない。流石に蒸気エンジンがたくさん並んでいるところなんかは、長居したくはなかったけど。でもホンダのCVCCシビックみたいな、日本のものもいろいろと展示されている。あと自然史博物館では、噂のホープダイヤの本物を見ることができた。今のところ宝石には全然興味がないけど、見続けているとハマりそうな気がして怖い。スパイ博物館では、スパイの使ういろんな手口が明かされる。写真を撮ったら怒られました。撮影禁止だそうで。カギの開け方なんか図解入りで詳しく解説されるし、小さなカメラとか、各国の盗聴・盗撮用の機器がたくさん展示されている。ここもまた、日本のものが多いのに驚かされる。忍者も紹介されていた。とにかくこの博物館たち、置いとく場所に困った骨董品を全部集めました、みたいな感じで、量が半端でない。

あっという間に1日が終わって駐車場に戻る。なんと週末は駐車料金がタダだった。ラッキー!で、夕食はTACOBELLにしようと思って、またlinksysで店を探す・・・が・・・TACOBELLのホームページでは、郵便番号が分からないと店が探せない。なんという気の利かなさ!おなかが空いているときに店が見つからないことほど腹が立つことはないね。。もうTACOBELLには行かない!と決めてアメリカのマックに行くことにするけど、すぐ隣にTACOBELLがあって(汗、結局両方の店をハシゴした。TACOBELLではダブルデッカータコしか買ってあげなかったけどね。本当はショッピングモールにも寄りたかったけど、もう夜10時を過ぎて閉店してしまったので、また明日。

Boeing367-80次の日は航空宇宙博物館へ。ワシントンDC中央にあるものと、別館が郊外の空港に併設されている。こっちは大きさがスゴイ。スペースシャトルやSR-71ブラックバードの実物なんかが展示されている。日本に原爆を落としたB29エノラゲイも、広島まで行った実物がここにある。そして退役した超音速旅客機コンコルドも。他の飛行機も、年代を見て行くと非常に古い。アメリカは1900年代前半に既に旅客機なんかを飛ばしていたわけで、本当に、人間の能力と、富のなせる業はスゴイ。とりわけ昔の人の、新しいものに対する情熱にはかなわない気がする。それに比べ、最近はどうも飛行機の進歩が止まっているし。B747みたいな古い機材が未だ現役だし、鳴り物入りの総二階建てA380はなかなか飛びそうにないしね。なんかこう、空の世界を一気に塗り替えるような、新しいものが出て欲しいなーと、思っているのですがどうでしょうか。ちなみに気に入ったのはBoeing 307 Stratolinerと、Boeing 367-80でした。

まあこんな感じで、スミソニアン協会に属する博物館・美術館の数々はたくさんあれど、1日に見て回るのはせいぜい1つか2つ。このペースだと1週間でも見終わらない。おいらの滞在はそんなに長くないから、今回見ることができるのはほんの一部だけ。いつかまた、ワシントンDCに来てゆっくり続きを見てみたいと思った。

kenjiz at 23:36│Comments(0)TrackBack(0) 旅行 

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