2005年12月09日

麻薬に厳格なシンガポール

さっきYAHOOのニュースを見ていたら、シンガポールで日本人が麻薬密輸で捕まったらしい。なんでこの話題を取り上げるかと言えば、シンガポールは先週も同じ容疑でオーストラリア人に死刑を執行したからである。別に死刑執行に反対だとか賛成だとかいうつもりはないけど、ちょうどそのとき、おいらはオーストラリアにいたのでそのニュースを見ていた。そして日本では報道されない事情がいろいろとあることに気づいたのである。

捕まったオーストラリア人には弟がいて、実は麻薬におぼれていたのは弟のほうで、兄は弟をかばう形で捕まった。彼らの出身地のメルボルンでは皆そのことを知っていて、大々的なデモが起きたりしたのだそうだ。でも、シンガポールはそのまま死刑を執行して、兄は遺体となってメルボルンに戻った。弟はどう思っただろうね。かけがえのないものを失ったことに気づくだろうか?先週オーストラリアに滞在している間、このニュースを見ながらしみじみとしてしまった。

kenjiz at 23:34│Comments(0)TrackBack(1) 旅行 

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1. シンガポールで日本人逮捕 麻薬売買に絡み  [ しゃべるマーライオン ]   2005年12月11日 04:07
12月9日付けのThe Straits Timesによると、麻薬売買に絡み14人が逮捕されたそうだ。その中に、会社(真珠の卸売り業)役員、Terashima Junという日本人の名前がある。今回の場合、所持していた麻薬が少量ということで保釈金はS$50,000からS$10,000までのようだ。因みに昨日の...

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