2005年05月11日

フレッツグループアクセス

10日以上の休暇を終えて、時差ぼけもなく帰国翌日の朝から普段どおりの仕事である。当然だけど。また久々にITネタを書くことにする。今日のテーマはフレッツグループアクセス。NTT東日本が提供するCUGサービスである。

現状、うちの会社の支店や営業所は、フレッツ網にて接続している。上流側はFENICSのビジネスIP網を使って本社と接続している。もっと大規模な拠点は広域Etherを使って広帯域でつないでいるが、そこまでの投資が見合わない拠点は、基本的にBフレッツにビジネスIP網になっている。

このビジネスIPだが、拠点と網の間でVPN接続をしている関係で、スループットが8Mbps程度しか出ない。ルータの性能の限界である。しかも、すべての拠点の上流は今のところATM10Mbps。要するに、朝のようにアクセスが集中しがちな時間帯は混雑しまくり。実は4月の定期組織異動で、ある部署がまるごと他の拠点に引っ越した。そこにはBフレッツ回線が引かれているわけだが、人数も多いため帯域が全然足りず、その部署の人間からは「遅いよ〜」という声が出てきた。

かといってその拠点だけルータを交換するのも管理が煩雑になりそうだし、そもそも上流が10Mbpsしかないので末端だけ早くなっても意味がない。そこで、お手軽に他の回線を引いてみようということで、フレッツグループアクセスに目をつけた。本社に引かれているテスト用のBフレッツ(誰も使ってない)と、拠点のBフレッツをNTTの地域IP網で直結するというプランである。双方共にBフレッツであれば、相当な速度が期待できる。私も実際に使った経験があったので、簡単に設計をして社内で提案をし、OKをもらった。

まずはNTTへの申し込み。これはフレッツスクエアからやるのでいつでも申し込める。そして申し込み翌日には開通。さらにルータを2台調達した。YAMAHA RT57iである。いまの構想としては、グループアクセス網内にダイナミックルーティングでルート情報を流し、グループアクセスが有効な間はそちらを優先、Bフレッツが落ちたら既存のネットワークへ優先順位の低いスタティックルートで迂回させる設定である。

この件はまだNTTへの申し込みが終わった段階。営業時間中に回線を切るわけにも行かないので、とりあえずタイミングを見計らっているところ。また進展があったら書こうと思っている。

kenjiz at 23:04│Comments(0)TrackBack(0) IT 

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