情シスのひとりごと

CAと話をしながらベルトサインが消えるまでの時間の長かったこと（笑。彼女は大リーグファンのようで、私がLA到着日に野球を見に行くと言うと本当に羨ましそうだった。彼女いわく、他のクルーを誘ってもなかなか来てくれなくていつも一人で見に行くらしい。今回も行きたそうにしていたが、私は自分の分のチケットしか持っていないし、彼女は便乗で次の日帰国する予定なのでその余裕はなさそうだった。

さてLAXに到着して機内から出るとまたしても全速力で歩く。LAXの入国審査はいい思い出がなく、過去には最悪2時間も待たされたことがある。でも、今回は見事にガラガラですぐに順番が回ってきた。思えばアメリカは久しぶりの入国である。前回は昨年9月だったから半年以上のブランク。いつの間にやら顔写真＆指紋記録がスタートしていた（確か去年10月から）。おまけに入国スタンプも2色のNewデザインになっていて、思わず審査官に「新しいデザインじゃん？」と話しかけてみたりして、怪しい者じゃございませんことをアピール？した。ファーストクラスのタグがついた荷物もすぐに出てきて、久々のLA入国。いつもどおりHertzのバスに乗り込む。

おいらはHertzの#1Club Gold Memberなので、本来なら自分の車はすでに用意されていてトランクを開けて待っているはずである。ただ、少し前にも書いたが今回は費用を浮かせるためにtoravelocity.comにて予約したため、メールで届いた予約確認書には保険もナビも付いていなかった。そもそも、ゴールドメンバーと言う情報が伝わっていることすら怪しかったので、カウンターに向かって順番を待つ。といっても、一般レーンが数十人待っていたにもかかわらず、ゴールドメンバー専用レーンは1人待ち。すぐに順番は回ってきた。そこで、予約はしたけどtoravelocity.comからであることを説明して名前を伝える。すると、「初めてなの？2回目？ゴールドメンバーはボードから名前を探して車の場所を見つければOKで、カウンターに来る必要はないのよ」と言う。でも保険とかを確認したいんだけど。「メンバープロフィールに保険の種類を登録してあるでしょ？だから大丈夫」。ほ、ほんとかよ？確かにボードには私の名前が出ていた。そして車を探し出して乗り込み書類を確認すると、いつもどおりの保険がかけられていて、ナビもちゃんと付いている。おおー、格安サイトを使って予約をしたにもかかわらずいつも通りのサービス。てゆうか、今までhertz.comから正規の価格で予約をしていたのはいったい何だったのだろう？まあ、とりあえず問題なかったので早速出発した。

久々のカルフォルニアドライブ。やっぱ気持ちいいねー。道は広いし、なんか好き勝手に走れるし。日本の都心を走るのと違ってストレスが貯まらない。左ハンドルの車に乗った瞬間、ちゃんとターンシグナルを左手で出していることに気づいた。日本でほとんど運転しないためか、アメリカの運転も体がちゃんと覚えているのが笑える。I-405 SOUTHに入り、片側5車線道路をしばらく走って友人宅へ向かう。フリーウェイに乗ったときは、どこで降りるんだっけ？…といった感じだったが、標識を見ていたらだんだん思い出してきて迷うことも全くなかった。

それにしても、ガソリン代の高騰には驚く。昔は1ガロン1.5ドルくらいだったのに、前回来た時は2ドル。そして今や2.5ドル以上のプライスである。日本だって高いけどアメリカも負けずに値上がりしている。ましてや、燃費の悪い車の多いアメリカのほうが問題は深刻に違いない。友人に聞くと、やはり大型SUVの人気はがた落ちで、ハイブリッドカーが注目されているとのこと。確かにプリウスや、日本ではめったに見ないホンダのインサイトも見かける(友人がプリウスに乗ったらしいのでトラックバックしておく)。私は今回も長距離ドライブを目論んでいたが、おとなしくしていたほうが良さそうだ。ちなみにおいらはリンカーンナビゲーターがお気に入り。アメ車だから内装はいまいちだが、黒のナビゲーターはかっこいい!!いつかこの車でアメリカ大陸横断してみたいものである。東京で乗るにはちょっと大きすぎるからね。

さてその日の夕方、約束してあった大リーグを見に行く。ドジャースとロッキーズの試合。友人のLexus GS(アリスト)にて出発し、途中で別の友人もpick upする。向かう先はドジャースタジアム。試合開始の1時間以上前に到着するが、駐車場はまだがらがら。というか、スタジアムの周囲がすべて広大な駐車場になっているあたり、日本とは全く感覚が違う。座席は1塁側の前から3列目。GOOD!!なにしろグラウンドと客席の近さがとてもいい感じ。選手たちとの距離が本当に近いのである。ドジャードッグというホットドッグやポップコーンなどを買い込み、いざ試合開始。5回表までは0点が続くが、裏にドジャースがホームランを含めて5点を入れる。もう大盛り上がり。近くの若い兄ちゃんを初めとしてみんな一生懸命ヤジ入れたりウエーブやったりブーイングしたり大忙し。点が入ったりしたらもう、誰彼かまわず手を叩きあって大喜び。日本のように楽器の演奏や大きな旗はない代わりに、球場のスクリーン主導でいろいろと盛り上げる。さらに試合中は随時、観客がランダムにスクリーンに映し出される。みんな写ると大はしゃぎ!!中にはそのチャンスに華麗なダンスを披露する人もいた。一度は白髪のおばあちゃんもスクリーン内でダンス!そして、なんと自分たちも写ってしまった。そうこうしているうちにドジャースが勝って試合は終わった。

ちなみにこの日は試合後に花火があり、グラウンド内にみんなを入れて、照明を落として花火鑑賞。まさか花火を間近で見れてしまうとはねえ。しかもさっきまで大リーガーが試合をしていた天然芝のグラウンド内を走り回れるってのは、うれしいものです。日本の野球も最近はファンサービスに目覚めているようだけど、はっきり言ってベースボールは別物で、レベルが違う。子供たちがベースボールが好きになっていくような仕掛けがいたるところにある。みんな本当に心底楽しんでいて、それを見ているだけでも楽しくなっちゃう感じだった。さてこの日は帰りにYOSHINOYAに寄り、久々に日本では食べられない牛丼を食べて家に戻った。LA到着日から忙しかったが、とても充実の休暇である。