2015年02月

2015年02月18日

Adobe Document Cloud

AdobeのAcrobatが製品として終息となり、Adobe Document Cloudという製品に変わるようです。Adobeは、PDFフォーマットでかなり主導権を握ってはいますが、どうもうまく活用できていないように感じますね。Creative Cloudは、元々非常に高額だったアプリを月額課金でみんなに使いやすくした点ではとても上手なビジネスだなと思いましたが、PDFについてはもっとなんか、うまく活用したらいいのに、と思います。でもWordやExcelにもPDF出力機能が付いていますが、他のアプリからの出力をPDF化しようとすると、結構ハードルが高いのも事実。Acrobatはそんなに安いソフトではありませんし、会社でみんなのPCに入れようとすると結構な費用がかかります。ウイルス対策ソフトウェアくらいの費用で、安価にPDFプリンタを作成できるソフトとか、作ってくれないですかね?

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2015年02月12日

Catalyst2960Sと2960Xのスタック

表題の通り、Catalyst2960Sと2960Xのスタックをやってみました。ところが、スタックケーブルつないで電源入れても、なぜかスタックせずに双方独立したスイッチとして動きます。IOSのバージョンは合わせてあるのに・・・と思ってベンダーに聞いてみたら、そもそも2960Sと2960Xのスタックは聞いたことが無い、実績も無い、というつれない返事。でもよくよく調べてみれば、Cisco Catalyst 2960-X シリーズ スイッチ Q&Aにはちゃんと
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Q. FlexStack-Plus のスタック構成には、FlexStack との下位互換性はありますか。
A. はい。競合製品と異なり、お客様の投資を保護するため、FlexStack-Plus のスタック構成には、FlexStack との下位互換性が備わっています。そのため、Cisco Catalyst 2960-S と Cisco Catalyst 2960-SF LAN Base シリーズを 2960-X LAN Base シリーズと一緒にスタックして、投資保護を実現できます。
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と書いてあったので、ひとまず安心。ていうかメーカーが出来るって言っているんだから、ベンダーにも堂々とできると答えてほしいところ。で、このFAQにはこのようにも書いてあります。
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Q. 混在スタックには、Cisco Catalyst 2960-X スイッチの構成が必要ですか。
A. はい。スイッチ スタックの速度は、Cisco Catalyst 2960-S スイッチとともにスタックした Cisco Catalyst 2960-X の構成モード コマンド「switch stack-speed 40」を使用して、40 に設定する必要があります。Cisco Catalyst 2960-X の同種スタックを構成する場合は、「no switch stack-speed 40」を使用して、スタック速度を 80 に戻します。
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なるほどー、だから標準状態だとスタックにならないのか!と早速コンソールをたたくものの、そもそも「switch stack-speed 40」なんていうコマンドは存在しませんでした。で、やはりこういったときに役立つのは英語の文献。CiscoのサイトのStack Manager Commandsを見ると、
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To set the switch stack port speed to 10 Gbps and enable mixed stacking with one or more Catalyst 2960-S switches, use the switch stack port-speed 10 command in global configuration mode. To return to the default setting, use the no form of this command.
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って書いてあります。Ciscoの日本語サイトおもいっきり間違ってるやん・・・。で、無事にswitch stack port-speed 10 を投入したら、2台が協調して動き出しました。というわけで、ベンダーの脅しにも怯まず、2960Sと2960Xのスタックは堂々とリクエストできますし、動作もOKです。(もちろん混在中の動作モードは2960Sになりますので、2960X固有の機能は使用できません)

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2015年02月10日

中国ビザの変更

今年から、中国での短期出張で必要になるビザが変わったようです。中国大使館のホームページによると、現地で商業活動を行う場合はビザが必須だとか。そんな面倒な・・・と思いますが、会社の発券担当部署が関係機関に確認した結果、現地法人から給料を受けるか受けないかで、ビザの申請をするかしないかを判断することにしたようです。私が出張するときは、旅費は現地法人に負担してもらいますが、給料はもらいませんので(給料もらうと所得税とかいろいろ問題が大きくなる)、今後もビザは不要で出張できそうです。今まで私が事前申請タイプのビザを取ったのは、ブラジルとインドくらい(オーストラリアもビザ必要ですがネットのみでOKですし、アメリカのESTAもネットでOK)ですが、パスポート預けたり写真撮ったりは面倒ですので、ぜひとも日本パスポートをビザ無しで受け入れてもらいたいものです。

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2015年02月06日

光ファイバコネクタ

会社のインターネットのギャランティ回線を増速したのですが、メディコンからの配線は、100Mbps以下だとメタルなのに、100Mbpsを超えると光配線になります。一般家庭向けは、100Mbpsを超えると1000BASE-T規格のメタル1Gbpsなのに、なんでギャランティ専用線の世界はいまだに配線コストのかかる光を使うんでしょうね。で、メディコンとスイッチと直結するために、LCコネクタの光ケーブルを用意していたら、インターネットのメディコンの出力端子はSCコネクタでした。SCってなんか古いイメージがあって、100M光はSC、1G光はLC、みたいな勝手なイメージを持っていたのですが、今回必要なケーブルはLC-SCということで、データセンタと会社を休日に往復する羽目になりました。会社にちゃんと予備があったのもラッキーでしたけど。で、無事に接続もテストも完了です。それにしても、メタルのLANはRJ-45に統一されているのに、なんで光は規格が複数乱立しているんでしょうね。何か利権でも絡んでいるんでしょうか。統合してもらいたいところです。

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2015年02月04日

IP電話・公衆回線編

いまわたくしの会社で、6事業所をまとめて新しいIP電話システムへ移行するというプロジェクトを進めています。数年前から総務の計画には上がっていたのですが誰も手を付けようとせず、今年度わたくしが具体的な案を作ってみたらとんとん拍子に進んで、決裁おりて経営会議に報告完了までこぎ着けました。新しいシステムを入れるときはひたすら判断の連続ですが、大きく決めなくてはいけないことの一つは、公衆回線に何を使うかと言うこと。従来であれば信頼性を考えるとINSということになるのですが、今回はばっさりINSは切り捨ててIP回線を使うつもりです。もちろん0ABJを使うので、候補になるのはNTT東のひかり電話、そしてNTT-ComのIP Voiceです。NTTグループ同士で競合になるわけですが・・・メリデメを挙げると、



ひかり電話IP Voice
アクセス回線フレッツ
ベストエフォート
UniversalOne
ギャランティ
基本料16ch以下は有利
32ch以上は約2倍
16ch〜32chはほぼ同額
32ch以上は割安
サービスエリア全国0ABJ未提供エリア有
緊急通報不可エリア有

とまぁ一長一短です。逆に、ココに書いた以外のものは、通話料も含めてほぼ同額。同サービス。実は裏では同じシステムが動いているんじゃ無いの?と思うくらいです。相対の交渉を続けていますので、結果がどうなるのか私にも判らない状態です。

kenjiz at 23:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0) IT 

2015年02月02日

CiscoACEロードバランサー

ここ数日、週末も含めてCiscoACEロードバランサーと格闘していました。ロードバランサーって、何かのシステムとセットで入れることが多いと思うのですが、そうするとそのシステム専用装置になっちゃいますよね。で、また別のシステムで別個にロードバランサー入れたり・・・。まぁベンダー丸投げにできるのは楽と言えば楽ですが、それぞれ買っていたらお金がかかるし、データセンタのラックスペースは占有するし、それ以前に丸投げだと自分のスキルもつきません。というわけで、うちの会社もシステム専属のロードバランサーももちろんあるのですが、汎用に使えるようにと以前CiscoACE4710を入れたのでした。ええ、そうです。Ciscoが手を引いたやつです。やはりBIG-IPにはかなわなかったのでしょうか。わたくしの部署の、CiscoルータやCatalystを自在に操る女子SEも、ACEには手こずっていました。そして定期的に「BIG-IPなら簡単なんですけどね〜」とか弱音吐きます。で、今回人事部が勤怠システムを更新するとかで、3台のWebサーバにロードバランスしたいというリクエストが来て、彼女にやってもらっていたのですが、なかなか手こずっている様子。というわけで私が触ったこと無い機材の設定を始めたわけです。

で、ロードバランサーの原理も仕組みも理解しているので、その通り設定していけば・・・と思ったのですが、甘かった。ACEは機能が多すぎて、簡単に動かしたくてもそうはさせてくれないことが判明。Webで検索しても、いわゆる一般の人が書いた設定メモのようなものは皆無。Ciscoの資料が若干出てくるのみです。Amazon探しても日本語の本も全く無し・・・。仕方なくCiscoの営業にヘルプメール送って、資料をいくらか送ってもらいました。残念ながらあまり役には立ちませんでしたが。で、まぁもちろん結論から言えばちゃんと動きました。ただ結構睡眠時間も削って手こずりました。この設定は仕事になりますねー。

既に動いているACEに仮想環境を追加する方法を簡単にまとめると、
1.Virtual Contextを作る
新しい仮想ロードバランサー環境を作ります。
2.HA設定
機器2重化している場合は、HA設定をして、片系が障害を起こしたときに自動フェイルオーバーするように設定します。これはAdmin Virtual Contextで操作するのですが、それに気づかずちょっとハマりました。
3.Networkの設定
VLANやIPの設定をします。ロードバランサーをプロキシのように動かす場合は、代理のIPを振る必要があるのでNATの設定もします。
4.ACLの設定
ACLを書きます。全許可でいいや、という場合でも、全許可のACLが必ず必要です。とりあえず動かしてからACLは後からでいいや、と最初思っていたのでここもハマりました。
5.ロードバランスの設定
そしてようやく本題の負荷分散設定です。まず、サーバにトラフィックを振っていいかどうかを判断するHealth Monitoringの設定、それから実サーバのReal Servers設定、そして負荷分散対象のサーバをグループ化して分散アルゴリズムを定義するServer Farms設定、そしてユーザーにどうせ見るかを決めるVirtual Servers設定をしていきます。これで負荷分散がスタートするのですが、今回の勤怠システムのようにセッション管理(ログインして操作)するサーバの場合は、ログイン中に割り振りサーバが変わってしまわないよう、Stickiness設定も必要です。

とまぁ、ここまでを試行錯誤でやって、無事に動きました。簡単にささっと動かそうとしてもそうはさせてくれません。でもまぁ、時間があったらもっと突っ込んでいろいろ実験したいですね。

kenjiz at 23:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0) IT